2軸高精度傾斜センサモジュール (平形/角型)

MEMS (Micro Electro Mechanical Systems) 式傾斜センサー

MEMS式傾斜センサーは、微小電気機械システム技術を利用した傾斜センサーです。傾きにより部位がたわむことで電気的な出力が生じることで傾斜を検出します。MEMS式傾斜センサーは、本体内に一対の固定された固定電極と、この一対の固定電極の間にバネで指示された可動電極を有する構成です。

MEMS式傾斜センサーが固定電極および可動電極の支持方向を軸として傾くと、固定電極は動かず、可動電極はセンサーが傾いた方向に移動し、各固定電極と可動電極間の静電容量が変化します。この静電容量の変化を検出して角度に変換するのがMEMS式傾斜センサーの仕組みです。

1軸方向のみの測定器では、可動電極をXY方向に直交するように設ける必要がありますが、Digi-pas傾斜センサーなら1台で一度に2軸方向の傾斜を検出できる上に、角度データを継続的にモニター・取得することが可能です。

Digi-Pas® 高精度2軸センサー

DWL-4200, DWL-4500m DWL-5000XY、DWL-5500XY、DWL5800XYは、2軸(X, Y軸)データ同時表示、リアルタイムでの精密データ収集が可能です。 平坦性識別、2軸同時水準測定、水平設定、振動測定機能が備わっており、高精度なデータ集積のために特別に開発された装置です。3,000gを超える負荷のマルチプル衝撃テスト、IP65の防塵防水等級保証と、非線形の現象に対する較正機能、動作温度範囲も-20℃~+70℃で幅広く利用することができます。より優れた機能をユーザーに提供するために、様々な産業分野のエンジニアや研究者に調査を行い、非常に厳しい環境下でも作動するよう設計されているので、産業分野だけでなく、科学的な研究など、あらゆるプロジェクトに使用することができます。

専用ソフトウェア PC Sync Software は、リアルタイムで測定値を表示し、表示データを取込ことが出来ます(Excel形式でのデータ取得はデータ分析、レポートなどに最適です)。 エンジニアや研究者にとって、従来の手間や時間のかかるマニュアルの方法とは違い、効率よく高精度な検証用データを取得できる上に、作業時間の短縮を実現し、本来のプロジェクトに集中することが出来ます。

プロジェクトスケジュールの短縮にも繋がり、複雑なプロジェクトの実現可能性を高めます。特に初期段階の調査でその効果が現れます。

また、経験豊かなエンジニアや研究者であれば、Digi-Pas Dynamic-Link Libraryを自身のソフトからアクセスし、コントロールボックス無しにセンサー・モジュールからデータを直接取り込むことも可能です。

このセンサー・モジュールは、衝撃に強く、ロングライフでかつ防水等級も実用的な上に、USB、RS232、RS485 &無線(産業の等級)Bluetoothなどのプロトコルを通じた通信を可能にしています。AIの自動意思決定プロセス用にリアルタイムのデータを取得する産業装置で、Industrial 4.0をサポート。このモジュールのDigi Pas®傾斜センサー・モジュールは、従来の‘泡’水準器や(研究所用の)サーボモーター、オプティカル・ベースの傾斜計では実現しえなかった、高精度測定、2軸同時測定、高い耐衝性、傾斜角測定機能で多種用途を実現しました。

また、特にDWL4200と」DWL4500モデルはコンパクトな省スペース型で場所をとりません。

Digi-Pasデジタルレベルの精度は、NIST、JIS、およびDINの試験機関によってテスト・認定されており、このサンプルは、JIS規格をみたしています。本製品の精度は、一般財団法人日本品質保証機構(JQA)で発行された校正証明書(複写版)でご覧いただけます。